地図からホームページに来た人は、ほぼ全員が社名で探していた――Googleマップの「見つけてもらう」と「確かめてもらう」、2つの役割

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地図からホームページに来た人は、ほぼ全員が社名で探していた

スマートフォンを手に持ち、地図・星・写真がまとまった欄を見ている男性。チラシ・名刺・人の会話・AIの吹き出しから、光の道がそのスマートフォンへ集まっているイラスト
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マーケティング
2026.10.07

地図からホームページに来た人は、
ほぼ全員が社名で探していた

― Googleマップの「見つけてもらう」と「確かめてもらう」、2つの役割 ―

Googleで検索したときに出る地図やクチコミの欄(Googleビジネスプロフィール)には、2つの役割があります。「地域名+業種」で探している人に見つけてもらう役割と、名前を知った人に確かめてもらう役割です。

W-UPの2か月の数字では、このうち「確かめてもらう」役割がはっきり表れていました。

8月と9月の2か月で、この欄の「ウェブサイト」ボタンが押されたのは32回。そのうち28回は、「W-UP」と社名で検索した人でした。

地図の欄を「見つけてもらうため」だけのものと考えていると、この役割を見落とします。大事なのは、名前を知ってもらう入口を増やすこと。そして、確かめに来た人が見る画面を整えておくことです。

地図の欄で「ウェブサイト」ボタンが押された32回のうち、28回は「W-UP」と社名で検索した人でした

W-UPでは、Googleビジネスプロフィールに登録しているホームページのURLに、2026年7月から目印を付けています。URLの末尾に付ける短い文字列で、ページの中身は変わりません。この目印があると、Googleの無料の道具「Search Console」で、地図やクチコミの欄からホームページに来た人だけを取り出して見られます。

2026年8月1日から9月30日までの2か月を、検索した言葉ごとに分けたのが次の表です。

検索した言葉 ボタンが押された回数
W-UP(社名) 28回
愛媛 web制作 1回
Googleが検索語を伏せている分 3回
合計 32回

Googleは、検索した人が少ない言葉を、一人ひとりが特定されないように伏せて表示します。その3回が何という言葉だったかは分かりません。それでも、分かっている29回のうち28回が社名です。

社名以外の言葉では、まだ地図の上位に入れていません

「愛媛 ホームページ制作」「松山 ホームページ制作」のような言葉でも、W-UPの欄は表示されていました。ただ、こうした言葉では、W-UPはまだ地図の上位3件に入っていません。3件の外にいる会社は、「もっと見る」で一覧を開いた人の目にしか入りません。

ですから、この数字から言えるのは「見られたのに選ばれなかった」ということではありません。言えるのは、地図の欄からホームページに来た人は、ほぼ全員がW-UPの名前をすでに知っていた人だった、ということです。

地図の上位に入っている会社には、「地域名+業種」で探した人がそのまま来ます。それが地図の欄のもう1つの役割、見つけてもらう役割です。W-UPはまだその役割を十分に生かせていないので、自社の数字では「確かめてもらう」役割のほうが、はっきり見えた、ということです。社名以外の言葉で上位に入ることは、W-UP自身の課題として取り組んでいます。

今日お伝えしたいのは、見落とされやすいほうの役割、すでに名前を知っている人の動き方です。

W-UPの名前を知った人は、Googleで「W-UP」と検索し、地図の欄のクチコミや写真を見てから、ホームページを開いている

社名で検索する人は、その前にどこかでW-UPの名前を知っています。チラシ、名刺、知り合いからの紹介、AIの答え。きっかけはいろいろです。

私の実感では、チラシにQRコードを載せていても、読み取らずに社名で検索する方が多くいます。社名で検索すると、検索結果の中に、地図と一緒にその会社の欄が出ます。星の数、クチコミの件数、住所、営業時間、そして「ウェブサイト」「ルート」のボタン。欄を開けば、写真や最新の投稿も見られます。そこで「ちゃんとした会社か」「どんな人がやっているのか」を確かめてから、「ウェブサイト」のボタンを押す。そういう順番です。

数字が示しているのは「ボタンを押した人の約9割が社名で検索していた」ところまでです。欄の中で何を見ていたかまでは、数字には出ません。

ただ、1つだけ確かなことがあります。この32回は、地図やクチコミの欄の中にある「ウェブサイト」ボタンが押された回数です。つまり、押した人は全員、ホームページを開く前に、この欄を目にしています。

チラシ・名刺・人の紹介・AIの答えの4つの入口から点線が1つの検索窓に集まり、地図と星と写真の欄を通って、扉の開いた家(ホームページ)へ続く流れのイラスト
名前を知るきっかけはいろいろ。でも、ホームページの前に通るのは同じ欄です。

名前を知ってもらう入口は、チラシ・紹介・名刺、そしてAIの答え

ここで、仕事が2つに分かれます。

  1. 1名前を知ってもらう入口を増やす仕事
  2. 2確かめに来た人が見る画面を整える仕事

1つ目の入口には、昔からあるものと新しいものがあります。チラシや名刺、紹介は昔からの入口です。チラシとGoogleビジネスプロフィールとホームページを組み合わせる考え方は、以前のチラシ×デジタル集客の記事にも書きました。

新しい入口が、ChatGPTやGoogleの「AIによる概要」のようなAIの答えです。AIの答えに会社名が出ても、そこに付いているリンクから直接ホームページに来る人は多くない、と私は見ています。むしろ、名前を覚えて、あとで社名で検索し直す。そうであれば、AIの答えに名前が出ることは、チラシや紹介と同じ「名前を知ってもらう入口」の1つです。

W-UPの名前がAIの答えにどれくらい出ているかは、毎月15日に測っています。10月15日の結果は、改めてこのコラムでご報告します。

社名で検索したときに出る欄(クチコミ・写真・最新の投稿)を整える

2つ目の仕事は、今日からでも始められます。ご自分の会社名で検索して、次の4つを見てください。

  1. 1クチコミ:いちばん新しいクチコミはいつのものか。返信をしているか。返信の作法はクチコミは「返信」で完成するにまとめています
  2. 2写真:外観だけでなく、人と仕事の様子が分かる写真があるか
  3. 3最新の投稿:最後の投稿はいつか。W-UPは毎週、その週のコラムを紹介する投稿をしています
  4. 4ウェブサイトのリンク先:ボタンを押した先で、最初に何が見えるか。料金・実績・相談の入口が、すぐ目に入るか

確かめに来た人は、ここで止まるか、先へ進むかを決めます。名前を知ってもらう努力をしていても、この欄が何年も前のままなら、そこで止まってしまいます。

あなたの会社でも確かめられます(Search Consoleで「社名」と「社名以外」に分ける手順)

小さな会社や個人のお店なら、自分の数字でも同じことを確かめられます。

前提として、Googleビジネスプロフィールの「ウェブサイト」欄に登録しているURLに、目印が付いている必要があります。付いていなければ、まずそこからです。ホームページを作った会社に頼めば、短い時間で済む作業です。

目印が付いていれば、Search Consoleで次のように見ます(2026年10月1日の画面で確認)。

  1. 1左のメニューの「検索パフォーマンス」を開く
  2. 2上の「+ フィルタを追加」から「ページ」を選ぶ
  3. 3「次を含む URL」のまま、「URL またはテキスト」の欄に、付けた目印の文字を入れて「適用」を押す
  4. 4期間を「3 か月」などにして、下の表の「クエリ」を見る
  5. 5表の言葉を、社名と社名以外に分けて、クリック数を足す

社名以外の言葉からも押されていれば、地図の欄は「見つけてもらう場所」として働いています。社名からの割合が高ければ、「確かめてもらう場所」として働いています。どちらか一方ではなく、両方の数字を見てください。

社名の割合が高いなら、効くのは2つです。チラシや紹介、AIの答えなど、名前を知ってもらう機会を増やして、社名で検索する人そのものを増やすこと。そして、その人たちが見る欄を整えておくこと。社名以外の言葉からも来てほしい場合は、その言葉で地図の上位に入るための取り組みが要ります。

ホームページを作ったあとにこうした数字を見られるよう、W-UPのホームページ制作には、アクセス計測の設置まで含めています。愛媛・松山のホームページ制作サービスの内容と料金はこちら。

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よくあるご質問

Q. Googleビジネスプロフィールの「ウェブサイト」ボタンが押された回数は、どこで分かりますか。

A. Googleビジネスプロフィールの管理画面でも見られますが、どの言葉で検索した人が押したかまでは分かりません。URLに目印を付けておけば、Search Consoleで検索した言葉ごとに分けて見られます。なお、管理画面とSearch Consoleでは数え方が違うため、同じ月でも数字がそろいません。毎月追う数字は、どちらか1つに決めておくと比べやすくなります。

Q. URLに付ける「目印」とは何ですか? ページが変わってしまいませんか。

A. URLの末尾に付ける短い文字列で、「どこから来た人か」を見分けるためのものです。ページの中身や見た目は変わりません。一般にUTMパラメータと呼ばれます。

Q. 社名で検索して来る人が多いのは、良くないことですか。

A. 良くないことではありません。名前を知ってもらえている、ということです。ただし、地図の欄には「地域名+業種」で探している人に見つけてもらう役割もあります。社名以外の言葉から来る人が少ないなら、その役割を生かすための取り組み(地図の上位に入ること)は別に必要です。2つは別の仕事として考えてください。

Q. チラシにQRコードを載せれば、社名で検索する人は減りますか。

A. QRコードは載せる価値があります。ただ、読み取らずに社名で検索する方もいます。どちらで来ても困らないように、社名で検索したときに出る欄を整えておくのが確実です。

Q. AIの答えに会社名が出ることと、地図の欄はどう関係しますか。

A. AIの答えは、名前を知ってもらう入口の1つです。名前を覚えた人が社名で検索し、地図の欄で確かめてからホームページを開く、という流れに乗ります。入口が増えても、確かめる欄が古いままだと、そこで止まってしまいます。

Q. クチコミがまだ少ないうちは、何から整えればよいですか。

A. 写真と最新の投稿です。どちらも自分で、今日から更新できます。クチコミは、お願いの仕方で集まり方が変わります。「クチコミ特典」は一発アウトで、規約に沿ったお願いの仕方をまとめています。

W-UP|愛媛WEB集客ラボ 代表 松木 健

松木 健(まつき けん)
W-UP|愛媛WEB集客ラボ 代表/愛媛・松山でホームページ制作とWEB集客の支援

愛媛で20年以上、セミナーで延べ849人に指導。自社サイトで試して確かめたことだけを書いています。代表について

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