AIが引用するページが、4日で入れ替わりました――愛媛・松山のホームページ制作会社が、答えの置き場所を決めて測り直した記録

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AIが引用するページが、4日で入れ替わりました

同じ扉が4つ並び、光が4本に分かれて弱くなっている一方で、役割の決まった1つの開いた扉へ光が1本にまとまって入っていくイラスト
WEB制作
AI検索対策
2026.09.30

AIが引用するページが、
4日で入れ替わりました

― 愛媛・松山のホームページ制作会社が、答えの置き場所を決めて測り直した記録 ―

結論から言うと、AI検索の効果は「引用された合計本数」では分かりません。どのページが引かれたかまで数えて、初めて分かります。

9月21日まで、W-UPのサイトは料金の答えを4つのページが持っていました。そこで、金額の内訳は新しく作った費用のページにまとめ、ほかのページからは内訳を消して、ページごとの役割をはっきりさせました。トップは会社の紹介、ホームページ制作のページは商品の説明、という形です。

その4日後に、同じ質問・同じ条件で測り直しました。合計は29本から43本に増えています。ただ、本当に変わっていたのは合計ではなく中身でした。AIが「ホームページ制作を頼める会社」を答えるときに根拠として選ぶページが、あれこれ書いてあるトップページから、商品の説明だけになったホームページ制作のページへ入れ替わっていたのです。

測った条件、動かなかった質問、そして「増えた分はただの揺れではないのか」を確かめるために一緒に測った、もう1件の数字まで、そのままご報告します。

AIが読んでいるのは「サイト」ではなく「ページ」

AI検索に自社が出てくるかどうかを気にするとき、多くの場合は「自社サイトが出たか」で考えます。ところが、AIが答えの根拠として示すのは、サイトではなく1つのページのURLです。

つまり「うちのサイトが引用された」は、正確には「うちのどれかのページが引用された」です。そして、どのページが引かれているかは、こちらが決めているつもりでも、決まっていないことがあります。

同じ答えを4ページが持っていた

9月21日まで、W-UPのサイトは料金の答えを4つのページが持っていました。サービス紹介、ホームページ制作、採用ホームページ、そして費用のページです。人が読む分には、どのページを開いても答えにたどり着けます。

ただ、機械から見ると話が違います。同じ問いに対する答えが4か所にあると、「どれを答えればよいか」が決まりません。 しかも、新しく作った費用のページへは、サイトの中から本文でつながっているリンクが1本もありませんでした。

9月21日にやったこと

やったのは、難しいことではありません。

  1. 1料金の内訳の置き場所を1ページに決めた(ホームページ制作費用のページを新しく作り、総額・含むもの・含まないもの・追加の単価をそこに集めた)
  2. 2そのページへの案内を、全45ページの下部と、料金に触れている2ページの本文に置いた
  3. 3同じ問いへの答えを、本文と、AIが読む裏側の記述(構造化データ)で同じ文言にそろえた
  4. 4ほかのページからは内訳を消し、役割を分けた。トップは会社の紹介、ホームページ制作のページは商品の説明、費用のページは金額。金額の一覧だけは残し、内訳は費用のページへ送る

新しく書いた文章はわずかです。やったことの中心は、同じ問いへの答えが4か所にある状態をやめて、ページごとの役割を決めたことでした。

4日後に測り直した

9月18日と9月22日に、同じ質問を同じ条件で投げています。

  • 質問は5問。ChatGPT・Gemini・Google(AIによる概要)の3つに、1問あたり5本ずつ。合計75本です
  • 質問文は1文字も変えていません
  • 9月22日には、6問目を新しく足しました。比べるときは両日にある5問だけを使い、新しい質問は別に書きます
  • どのAIも、業者向けの接続口(API)から測っています

4日後に測ったのは、早すぎるかもしれないと思いながらでした。AIが読み直す間隔は外からは分かりません。それでも先に測っておかないと、あとから「いつ変わったのか」が分からなくなります。変化が無ければ無いで、それが次の判断材料になります。

質問文を1文字も変えていないのは、変えると比べられなくなるからです。測る道具は、直す前に決めておく。これは前の号でも書いたことですが、順番を逆にすると、良くなったのか悪くなったのかを永久に言えなくなります。

結果です。引用元に自社サイトが入った本数は、29/75本から43/75本になりました。

ただ、ここで止めると何も分かりません。引かれたページごとに数え直したのが、次の表です。

引用されたページ 9月18日 9月22日
ホームページ制作の専用ページ 2本 27本
トップページ 22本 9本
AI検索の実測データのページ 9本 9本
お問い合わせ 0本 1本
左は4つの箱すべてに同じ印があり光が4本に分かれている状態、右は印が1つの箱だけにあり光が1本で届いている状態を並べた比較イラスト
同じ答えを4つのページが持っていた状態と、答えの置き場所が1つに決まった状態。

合計が14本増えた裏で、トップページは13本減っています。増えた分と減った分が、ほぼそのまま入れ替わっていました。これは「AIに好かれた」という話ではなく、「どのページを答えにすればよいかが、機械の側で決まった」という話です。

もう1つ、私たちの読みと違っていたことがあります。料金の内訳を寄せた先は費用のページですが、引かれるようになったのは、その費用のページではなく、ホームページ制作の専用ページのほうでした。新しく作ったページがすぐ引かれるようになるわけではありません。動いたのは、役割がはっきりした既存のページです。

出るようになった質問と、まだ出ない質問

質問ごとに見ると、もっとはっきりします。

質問 9月18日 9月22日
松山でAI対策に強いホームページ制作会社はどこ? 12/15本 15/15本
愛媛でAI対策に強いホームページ制作会社はどこ? 8/15本 11/15本
松山市で会社のホームページを作り直したいのですが、どこに頼めばいいですか? 0/15本 8/15本
松山市で、ホームページを作っても集客できないときに相談できる会社はありますか? 9/15本 8/15本
松山市でGoogleビジネスプロフィールの運用を代行してくれる会社はありますか? 0/15本 1/15本
(9月22日に新設)松山市で、料金と実績を公開しているホームページ制作会社を教えて ― 12/15本

いちばん動いたのは3問目です。「作り直したいのですが、どこに頼めばいいですか」という、専門用語のまったく入っていない聞き方で、0本から8本になりました。8本すべてが、ホームページ制作の専用ページを根拠にしています。

9月22日に足した6問目も、同じことを示しています。「料金と実績を公開しているホームページ制作会社を教えて」という、公開されている事実だけで比べる聞き方です。15本のうち12本で自社サイトが根拠に入り、その12本すべてがホームページ制作の専用ページでした。このうち2本では、新しく作った費用のページも一緒に引かれています。金額を聞く形の質問では、費用のページも根拠に入り始めた、ということです。この質問は9月18日には無いので、前後の比較には使っていません。新しく足した質問は、次回からの基準値になります。

いっぽう、5問目のGoogleビジネスプロフィールの代行は、ほとんど動いていません。この質問は、まとめ記事や地図の情報が答えの中心で、自社サイトの手直しでは届かない場所です。動いた質問と動かない質問を並べておかないと、次に何をすればよいかが分からなくなります。

増えた分は「揺れ」ではないのか

ここがいちばん大事なところです。AIの答えは、同じ質問でも聞くたびに変わります。何もしなくても数本は動きます。

そこで、この期間に何も手を入れていない別のサイトを1件、同じ日に、まったく同じ条件で測っています。W-UPがホームページをお預かりしている松山市の鍼灸院です。手を入れていないので、その増減がそのまま「何もしなくても動く幅」になります。

結果は8/75本から5/75本。何もしていないのに3本減っていました。

つまり、2〜3本の増減は揺れとして扱うのが正しい。今回の自社の14本は、その幅を大きく超えています。比べるための1件を一緒に測っておくだけで、「増えたから効いた」と言ってよいかどうかが決まります。この1件がないと、3本増えただけでも効果に見えてしまいます。

8月に分かっていたことと、つながった

8月3日に同じような測り方をしたとき、こんな結果が出ていました。専門用語を使った質問では自社サイトが根拠として引かれるのに、「おすすめは?」のような一般的な聞き方では、参照元が例外なく他社のまとめ記事だったのです。

そのときの結論は「自社サイトの出来ではなく、外に名前が載っていないことが原因」でした。今回、一般的な聞き方の1つ(作り直したい)で自社のページが根拠に入ったので、外の記事だけが入口ではないことも分かりました。ただし、まとめ記事と地図が支配している質問は、いまも動いていません。自社サイトでできることと、外側でしかできないことは、やはり別の仕事です。

ご自分のサイトで確かめる4つのこと

  1. 1同じ問いへの答えを、複数のページが持っていないか。 料金・選び方・対応エリアなど、よく聞かれることほど分散しがちです
  2. 2その答えの置き場所に、本文の中からリンクが通っているか。 メニューのリンク1本では足りません。文章の中から案内してください
  3. 3ページごとの役割を決める。 会社の紹介、商品の説明、金額。1ページに全部を書くと、機械はどれを答えればよいか決められません
  4. 4効果を見るときは、合計ではなくページ別に数える。 合計が同じでも、引かれるページが入れ替わっていれば、それは変化です

AI検索で引かれたかどうかの測り方は、AI検索の実測データのページに、質問文と測定日つきで公開しています。料金の書き方そのものの話は、先週の料金は書いてあった。それでもAIの答えに、うちの料金は出てこなかったに書きました。

松山のホームページ制作でも、愛媛のWEB制作でも、やることは同じです。答えを1か所に決めて、そこへ道を通す。書き足すより先に、いまあるものの置き場所を決めるほうが、たいてい早く効きます。

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よくあるご質問

Q. AI検索に出ているかどうかは、どうやって測るのですか。

A. 質問文を決めて、同じ質問を繰り返し投げます。W-UPは5〜6問を用意し、ChatGPT・Gemini・Google(AIによる概要)の3つに、1問あたり5本ずつ投げています。見るのは「社名が出たか」ではなく、答えの根拠として自社サイトのURLが示されたかです。名前だけ出て、根拠は他社の記事、という形がいちばん多いためです。

Q. 何本増えたら「効果が出た」と言えますか。

A. 2〜3本の増減は揺れとして扱ってください。AIの答えは、同じ質問でも聞くたびに変わります。W-UPでは、同じ日に、手を入れていない別のサイトを同じ条件で測っています。今回はその1件が8本から5本へ3本減りました。この幅を超えて動いたかどうかが目安になります。

Q. ChatGPTのアプリで聞いたら出てくるのに、測定では0本でした。どちらが本当ですか。

A. どちらも本当です。アプリは地図の情報など別の仕組みも使って答えるため、業者向けの接続口(API)から測った結果とは一致しません。測定はAPIでそろえるのが公平ですが、「APIで0本」=「お客様の画面で見えない」ではありません。報告のときは、どちらで測ったかを必ず書いてください。

Q. 受け皿にするページは、どうやって選べばよいですか。

A. その言葉で検索されている語(料金・費用・相場・選び方など)は、それ自体で独立したページにします。既存のページのタイトルに足して兼ねさせると、本命の語の順位まで揺れます。選んだら、ほかのページはそこへ送る役に回すのが基本です。

Q. 新しく作ったページを、AIや検索エンジンに「これが答えの置き場所だ」と分かってもらうには、何をすればよいですか。

A. メニューに入れるだけでは足りません。メニューのリンクは全ページに同じ形で並ぶので、どのページを特に推しているのかが、機械の側から読み取れないからです。W-UPの場合、新しく作った費用のページへ、文章の中からつながっているリンクは0本でした。関係のある話をしている本文の中から、「ホームページ制作の費用」のように中身の分かる言葉でリンクしてください。本文の中のリンクは、どのページが答えの置き場所かを機械に伝える合図になります。読んでいる人にとっても、その場で必要なページへ進める案内になります。

Q. 測るのは毎月でよいですか。

A. 定点は月1回で足ります。W-UPは毎月15日に自動で測っています。今回のように施策の前後で見たいときは、臨時に測って、月次の推移とは分けて記録します。混ぜると、上がり下がりの理由が分からなくなります。

W-UP|愛媛WEB集客ラボ 代表 松木 健

松木 健(まつき けん)
W-UP|愛媛WEB集客ラボ 代表/愛媛・松山でホームページ制作とWEB集客の支援

愛媛で20年以上、セミナーで延べ849人に指導。自社サイトで試して確かめたことだけを書いています。代表について

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