「検索に出ない」には3つの段階がある――愛媛・松山のホームページ制作会社が、自社サイトを6日で検索結果に載せるまでの全記録【自社実証レポート・中編】

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ホームページを作っても検索に出ない本当の理由

「検索に出ない」には3つの段階がある ― 発見・クロール・登録の実証レポート
WEB制作
AI検索対策
2026.08.12

「検索に出ない」には3つの段階がある ―
自社サイトを6日で検索結果に載せるまでの全記録

― 発見 → クロール → 登録。止まっている段階で打つ手は変わる。実証レポート・中編 ―

結論から言うと、ホームページが検索に出ないとき、関門は1つではなく3つあります。①Googleに見つけてもらう、②読みに来てもらう、③載せると判断してもらう。この3つは別物で、どの段階で止まっているかによって、打つべき手がまったく変わります。

そして、いちばん多い遠回りが、まだ読まれてもいないページを「何か欠陥があるはずだ」と思い込んで作り直してしまうことです。

前回(前編)、私たちW-UP自身の自社サイト(ehime-web.jp)で、固定ページが1ページもインデックスされていなかった不具合をご報告しました。今回はその続きです。技術的な原因を8項目すべて潰して「全部正常」だったとき、次に何を疑い、どんな手を打ったのか。 結果として、外から合図を送った3日後にGooglebotが来て、6日後に検索結果へ登録されました。 その一部始終を、実際の管理画面の記録とあわせて公開します。

この記事について

本記事は自社実証レポートの中編です。第1関門(サイトマップの不具合で固定ページが発見されていなかった件)は前編で解説しています。表示回数・クリック数の変化は後編で公開します。

前回のおさらい:地図は直した。それでも検索に出なかった

前回の記事で、私たちはこう書きました。サイトマップの「固定ページ用の分冊」だけがGoogleに読み込めておらず、会社案内・サービス・料金といった固定ページが丸ごと検索の外にあった、と。その分冊を再送信し、ステータスは「取得できませんでした」から「成功しました・9件」に回復しました。

これで、Googleは私たちが登録したページの存在を知ったわけです。ところが、いちばん見てほしいサービス・料金のページ(/services/)は、その後もURL検査で「URL が Google に登録されていません」のまま。表示されるステータスは「検出 - インデックス未登録」でした。

正直に言えば、ここで一度、頭を抱えました。地図は直したのに、なぜ載らないのか。

決め手は「前回のクロール:該当なし」という一行だった

答えは、Search Consoleの画面の、目立たない一行にありました。URL検査の詳細を開くと、「検出」と「クロール」という2つの欄があります。当時の /services/ はこうなっていました。

  • 検出:サイトマップ/参照元ページから見つかっている
  • クロール:前回のクロール → 該当なし
検出はされているが「前回のクロール:該当なし」と表示されたSearch Consoleの画面
見つかってはいる。しかし「前回のクロール:該当なし」=まだ一度も読まれていない。

「該当なし」。つまり、Googleはこのページの存在を知っているけれど、まだ一度も中身を読みに来ていないという状態です。ここは多くの方が混同されるところなので、はっきり分けておきます。

Search Consoleの表示 意味 段階
検出 - インデックス未登録 まだ読んでいない。順番待ち 第2関門で停止
クロール済み - インデックス未登録 読んだうえで、まだ載せる判断をしていない 第3関門で停止

前者は「行列に並んでいる」状態、後者は「読んでもらったが、まだ選ばれていない」状態です。打つ手がまったく違います。 当時の私たちは、明確に前者でした。

犯人探し:技術的な原因を8項目、すべて潰した

とはいえ、「順番待ちです」で片づけるのは早計です。読みに来てもらえない技術的な理由が本当にないのか、実際にページのHTML・HTTPヘッダー・robots・サイトマップ・サーバー応答まで調べました。結果は次のとおりです。

検証した項目 確認結果
noindex(metaタグ) 無し
X-Robots-Tag(HTTPヘッダー) 無し。ヘッダーによる“隠れnoindex”も無し
canonical(正規URL) 自己参照で正常
robots.txt Disallowは /wp-admin/ のみ。当該ページはブロックなし
HTTPステータス/サーバー応答 200。表示速度は約100〜200ミリ秒で高速
サイトマップ 登録済み。更新日(lastmod)も入っている
内部リンク フッターで全ページ相互リンク+コラム本文からも被リンクあり
コンテンツ重複 トップページとの重複率0%。独自コンテンツ約5,450文字

8項目、すべて正常でした。 検索エンジンを拒否する設定は一つも入っておらず、表示は速く、中身も独自で、リンクもきちんと張られている。技術的な欠陥はゼロだったのです。

ここが分岐点でした。 欠陥がないと確認できたからこそ、ページには一切手を入れないと決められた。もし確認していなければ、正常なページを書き直すという最悪の遠回りに入っていたはずです。

では、真犯人は何だったのか

残った答えは一つでした。原因はページ側ではなく、Google側の「取りに行く優先順位」です。

Google自身も、この「検出 - インデックス未登録」について、「クロールしようとしたが、サイトに負荷をかけると判断して時期を再調整した」と説明しています。ページの良し悪しの話ではなく、サイト全体に対してGoogleがどれだけ“今すぐ取りに行く動機”を持っているかという話なのです。

Googleは、どのサイトにも無限に巡回してくれるわけではありません。サイトごとに“読みに行く枠”のようなものがあり、成長途中のサイトほど、その枠を慎重に配ります。新しく整えたばかりの重要ページは、Googleにとってはまだ「よく知らないURL」です。だから行列の後ろに並ぶ。ページが劣っているのではなく、行列の位置の問題だった、ということです。

打った一手:外から「読みに行く動機」を送る

内部リンクは十分でした。ならば次に効くのは、外部からの合図です。私たちは7月27日、Googleビジネスプロフィール(GBP)から /services/ への直リンク投稿を作成しました。GBPの投稿はクロールが速く、数日で拾われることが多いためです。

このとき、投稿の中身も手を抜きませんでした。「サービス内容と料金を一覧でご覧いただけるページを整理しました。何にいくらかかるのか、どんな流れで進むのかを、はじめての方にも分かりやすくまとめています」――読んだ人が実際に押したくなる投稿であることが前提です。誰にも押されないリンクは、Googleにとっても価値の低い合図だからです。

3日後の午前3時31分、Googlebotが来た

そして、こうなりました。

前回のクロールが2026年7月30日3時31分52秒、スマートフォン用Googlebotで取得成功と表示されたSearch Consoleの画面
GBP投稿から3日後の未明。スマートフォン用Googlebotが訪れ、ページの取得に成功している。

GBP投稿から3日後、Googlebotがページを読みに来て、取得に成功していました。ステータスも「検出 - インデックス未登録」から「クロール済み - インデックス未登録」に変化。第2関門を突破した瞬間です。

ここで一つ、読み間違えやすい行があります。「インデックス登録を許可?」の「該当なし」は「拒否された」という意味ではありません。 noindexで弾かれているなら「いいえ」と表示されます。「該当なし」はまだ評価されていない、つまり次の関門で待っている状態です。

そして6日目、「URL は Google に登録されています」

8月2日、あらためてURL検査をかけました。表示はこう変わっていました。

URL は Google に登録されています、と表示されたSearch ConsoleのURL検査画面
8月2日、ついに「URL は Google に登録されています」。第3関門も突破した。

詳細を見ると、7月30日時点では空欄(「該当なし」)だった項目が、すべて埋まっていました。

項目 7/30時点 8/2時点
インデックス登録を許可? 該当なし はい
ユーザーが指定した正規URL 該当なし https://ehime-web.jp/services/
Googleが選択した正規URL 該当なし 検査対象のURL

外から合図を送った7月27日から、6日。 3つの関門を、すべて越えました。

ただし、ここは正直に書いておきます。「GBP投稿が効いた」と断定できる証拠はありません。 インデックス登録のリクエストも同時に出していましたし、単に行列の順番が来ただけという可能性も残ります。ここを因果として言い切るのは、誠実ではないと考えます。

それでも、はっきり言えることが一つあります。私たちはこの6日間、ページの中身を1文字も直していません。 何もせずに待つのではなく、正しい段階に正しい手を打った。それだけです。

段階別・打つべき手のまとめ

ご自身のサイトで確認するときは、この表を使ってください。

いま止まっている段階 Search Consoleの表示 打つべき手
①見つけてもらう サイトマップが「取得できませんでした」 サイトマップの再送信・内部リンクの整備
②読みに来てもらう 検出 - インデックス未登録
(前回のクロール=該当なし)
外部からの合図(GBP・SNS)、登録リクエスト、よく読まれるページからの内部リンク
③載せてもらう クロール済み - インデックス未登録 中身の充実(料金の具体例・事例・FAQ)、重要度を示す内部リンク

そして、どの段階でも共通して大事なのが「焦ってページを作り直さない」ことです。

なお、③の「中身の充実」は、AI検索の時代には二重に効きます。 AIに引用されるには、まず「載っている=インデックスされている」ことが大前提だからです。土台(インデックス)を整えたうえで、引用される中身(結論ファースト・FAQ・構造化データ)を作る。この二段構えは、AI検索に引用されるホームページの作り方でも解説しています。

教訓:正常なものを直そうとしない

今回いちばんの学びは、技術的なことではありませんでした。「異常が出ている=どこかが壊れている」とは限らない、ということです。

私たちは以前、あるツールに「このページはコンテンツが欠落している」と指摘され、確認しないまま修正に着手して、2時間かけてページを2回壊し、元に戻したことがあります。最後にSearch Consoleを見たら、全項目が正常でした。完全な誤判定だったのです。この失敗以来、「指摘を受けたら即修正ではなく、直す前にまず事実を確認する」を社内ルールにしています。

今回も同じでした。8項目を検証して全部正常だと分かっていたからこそ、ページには一切手を入れず、外からの合図という正しい一手を打てました。そして6日で結果が出ました。もし「何か欠陥があるはずだ」と思い込んでいたら、正常なページを書き直して、また時間を溶かしていたはずです。

ホームページ制作は、公開した瞬間がスタートです。そのあと、検索に載っているか、狙った言葉で出ているか、AI検索に引用されているか。こうした“公開後の関門”を、慌てず、順番に、事実で確認しながら外していく仕事があって初めて、成果につながります。

私たちW-UPは、愛媛・松山のホームページ制作・WEB制作において、この“表に出ない配管”の部分まで含めてお引き受けしています。作って納めて終わりではなく、検索に載り、選ばれ、問い合わせにつながるところまで伴走するのが方針です。

(後編予告)載ったあと、数字はどう動いたか

本記事は「見つけてもらい、読まれ、載るまで」の記録です。後編では、

  • 固定ページのインデックス数がどれだけ増えたか
  • サービスページなどの表示回数・クリック数がどう変わったか
  • 載っただけで終わらせないために、次に何を打つか

を、Search Consoleの実データで公開します。「載る」はゴールではなく、ようやくスタートラインです。

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よくあるご質問

Q. 「検出 - インデックス未登録」とは、どういう状態ですか?

A. Googleがそのページの存在は知っているのに、まだ一度も中身を読みに来ていない状態です。「読んだうえで載せない」という判断ではなく、順番待ちです。URL検査の詳細で「前回のクロール」が「該当なし」になっていれば、この状態にあたります。

Q. 「検出 - インデックス未登録」と「クロール済み - インデックス未登録」は何が違いますか?

A. 前者はまだ読まれていない(行列に並んでいる)状態、後者は読まれたうえで、まだ載せる判断をされていない状態です。前者には外部からの合図や内部リンクが効き、後者には中身の充実が効きます。打つ手が違うので、まずどちらなのかを確認してください。

Q. インデックス登録をリクエストすれば、すぐ検索に出ますか?

A. 即時ではありません。通常2〜4週間かかります。また、同じURLを何度も申請しても早まりません。リクエストは“お願い”であり、命令ではないためです。申請したうえで、外部リンクや内部リンクで発見されやすくするほうが効果的です。

Q. ページに問題がないのに読みに来てもらえないのは、なぜですか?

A. Googleはサイトごとに「どれだけ巡回するか」の枠を持っており、そのサイトを今すぐ取りに行く動機の強さで優先順位を決めています。Google自身も「クロールしようとしたが、サイトに負荷をかけると判断して時期を再調整した」と説明しています。ページの良し悪しではなく、サイト全体への優先度の問題です。

Q. Googleビジネスプロフィールへの投稿は、検索に出るまでの時間を短くしますか?

A. 私たちの自社サイトでは、GBPからの直リンク投稿の3日後にGooglebotがページを読みに来て、6日後に登録されました。ただし登録リクエストも同時に出していたため、GBP投稿だけの効果とは断定できません。因果としては言い切れないが、外部からの合図を送るのは有効な一手、という位置づけでお考えください。

Q. 自分のサイトで、まず何を確認すればよいですか?

A. Google Search ConsoleのURL検査に、そのページのURLを入れてください。「URL は Google に登録されています」ならOKです。登録されていない場合は、詳細を開いて「前回のクロール」を見ます。「該当なし」なら第2関門、日時が入っていれば第3関門で止まっています。

Q. インデックスされたら、すぐ検索順位が上がりますか?

A. 別の話です。インデックスは「検索結果に載る資格を得た」段階で、そこから何位に出るかは中身と競合次第です。ただし載っていなければ順位もクリックもゼロなので、まずここを越えることが前提になります。

Q. AI検索(AIO)に引用されたい場合も、インデックスは関係ありますか?

A. 大いに関係します。そもそも検索に登録されていないページは、AI検索にも引用されにくくなります。まず“載る土台”であるインデックスを整え、そのうえで“引用される中身”(結論ファースト・FAQ・構造化データ)を作る、という二段構えが必要です。中身の作り方は別記事のAI検索に引用されるホームページの作り方で解説しています。

Q. 愛媛・松山でホームページ制作を依頼するとき、この種の見極めまでしてくれる会社をどう選べばよいですか?

A. 「公開後にインデックス状況を確認しているか」「Search Consoleの数字を見て報告してくれるか」「問題を指摘されたとき、直す前に事実確認をするか」を尋ねてみてください。正常なものを直してしまう遠回りを避けられるかどうかは、この姿勢で決まります。

松木 健

WRITER
松木 健 / W-UP 愛媛WEB集客ラボ 代表
認定ITコーディネータ(経済産業省推進)/ ペライチ認定サポーター

愛媛・松山を拠点に、中小企業・店舗のWEB集客とAI活用を支援。849名以上の指導実績。「伝え方を変えれば、売上は変わる」を軸に、デジタルとアナログを融合した集客の仕組みづくりを行う。

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