採用HPを作っただけでは人は来ない――費用ゼロで応募を増やす3つの運用戦略

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採用HPを作っただけでは人は来ない――費用ゼロで応募を増やす3つの運用戦略

求人媒体・GBP・社員紹介の3つのルートが採用HPに収束し、応募者が増える仕組みを示すイラスト
採用
マーケティング
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2026.07.15

採用HPを作っただけでは人は来ない
――費用ゼロで応募を増やす3つの運用戦略

― 採用HP3部作・最終回 ― 求人媒体・GBP・社員紹介の3ルートで、採用を"仕組み"に変える ―

前回(7月8日)は、採用専用HPの構成と動画3本で差をつける方法をお伝えしました。ただ、ここで正直にお伝えしなければならないことがあります。採用HPを作るだけで、求職者が自動的に集まるわけではありません。採用HPは「来た求職者が応募を決める場所」です。そこに人を連れてくる仕組みが別に必要です。では、どうやって求職者を採用HPに届けるのか。今回は費用を抑えながら採用HPの効果を最大化する「3つの運用戦略」をお伝えします。

採用HPが生み出す3つのルート

採用HPを持つことで、以下の3つの採用集客ルートが整います。

ルート①:求人媒体との連携

ハローワークや求人サイトは「認知の場所」です。求職者はここで御社の存在を知ります。しかし求人票のテキストだけでは「応募しよう」とはなかなか決断できません。

採用HPがあると、流れがこう変わります。

求人票を見る → 「もっと詳しく知りたい」とHP訪問 → 動画で社長・社員の人柄を確認 → 「ここで働きたい」と応募を決断。

このルートで重要なのは、求人票に採用HPのURLを必ず掲載することです。求人票から離脱した求職者は二度と戻ってきません。HPへのリンクがあれば、迷っていた求職者の背中を押せます。

また、採用HPを読んで「自分に合う」と判断した人が応募してくるため、ミスマッチが大幅に減ります。応募者数より応募の「質」が上がるのが、採用HPとの連携による最大のメリットです。

ルート②:GBP(Googleビジネスプロフィール)との連携

これが最もコスパの高い採用ルートです。

GBP(Googleで「会社名」を検索したときに右側に表示されるプロフィール欄)の投稿機能を使って、求人情報や採用HPへのリンクを発信します。

なぜこれが効果的なのか。

松山市・愛媛県内で「仕事を探したい」と考えている人が、GoogleでエリアやキーワードでWeb検索をしたとき、GBP投稿が表示されます。Indeed等の求人媒体ではリーチしにくい「地域在住の求職者」に直接届けられるのが強みです。費用は完全にゼロ。必要なのは定期的な投稿だけです。

そして最大のポイントは、採用目的でGBPを活用している会社が、愛媛県内にはまだほとんどいないことです。競合が手をつけていない場所に先に入るだけで、差別化が成立します。採用マーケティングにおいて、これほどコストパフォーマンスが高い手段は他にありません。

GBP投稿に採用HPのURLを載せれば、地域の求職者が動画で社長・社員の顔を確認して応募する、という理想の流れが生まれます。

採用目的でGBPを使っている会社が、
愛媛県内にはまだほとんどいない。
先に始めるだけで、それが差別化になります。

ルート③:リファラル採用(社員紹介)との連携

リファラル採用とは、既存スタッフが知人・友人を会社に紹介する採用方法です。紹介での採用は「入社後の定着率が高い」「採用費がほぼゼロ」という点で理想的です。しかし多くの会社でこのルートが機能していない理由は、「スタッフが紹介したくても説明できない」からです。

「うちの会社はいいから来てみて」という口頭の一言では、紹介された人が不安を持ったまま判断することになります。「本当に大丈夫かな」という不安が払拭されないと、いくら知人からの紹介でも応募には至りにくい。

採用HPがあると、この壁が一気に下がります。

スタッフが知人にURLを送るだけで、社長の顔・職場の雰囲気・待遇・先輩社員のリアルな話が動画で伝わります。紹介された人が採用HPを見て「思っていた通りの職場だ」と感じてくれれば、不安なく応募できます。紹介のハードルが下がると、スタッフも気軽に「うちの会社のHP見てみて」と言えるようになります。

求人媒体・GBP投稿・社員紹介の3ルートが採用HPに集まり、応募につながる採用の全体像を示すハブ図解
3つのルートが採用HPに集約され、応募へと転換される。採用HPは「集める場所」ではなく「決断させる装置」。集める役割は3つのルートが担う

3ルートを組み合わせることで採用が変わる

整理すると、採用HPを軸にした採用の全体像はこうなります。

求人媒体で認知させて、採用HPで応募を決めてもらう。GBP投稿で地域の潜在求職者に費用ゼロでリーチして、採用HPへ誘導する。社員紹介のハードルを下げて、採用HPで不安を解消してから応募してもらう。

この3ルートが整ったとき、採用は「お金をかけて求人票を出すだけ」の活動から、「仕組みで人が集まる状態」に変わります。採用もマーケティングです。商品を売る仕組みと同じように、「知ってもらう→興味を持ってもらう→選んでもらう」の流れを設計することが重要です。

3回のまとめ

この3回のコラムでお伝えしてきたことを一言でまとめます。

3部作のまとめ

採用がうまくいかない本当の理由は「情報不足」。採用専用HPで情報を整え、3つのルートで届ける。これが中小企業の採用マーケティングの基本形です。愛媛県・松山市の中小企業で、この仕組みを整えている会社はまだ少数です。だからこそ、今やることに意味があります。

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松木 健

WRITER
松木 健 / W-UP 愛媛WEB集客ラボ 代表
認定ITコーディネーター(経済産業省推進)/ ペライチ認定サポーター

愛媛・松山を拠点に、中小企業・店舗のWEB集客とAI活用を支援。849名以上の指導実績。「伝え方を変えれば、売上は変わる」を軸に、デジタルとアナログを融合した集客の仕組みづくりを行う。

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