愛媛の中小企業向け採用HP制作ガイド――「ここで働きたい」を引き出す動画3本の構成術
前回(7月1日)は「採用がうまくいかない本当の理由は情報不足にある」というお話をしました。では、どんな情報を、どうやって届ければいいのか。今回はその具体的な手段として、採用専用ホームページの作り方をお伝えします。結論から言うと、採用専用HPには「鉄板の構成」があります。この型で作れば、求職者が「ここで働きたい」と思う確率が大幅に上がります。
なぜ「採用専用」でなければいけないのか
会社のホームページはすでに持っている、という経営者の方も多いはずです。でも、会社のHPと採用専用HPは目的が根本的に違います。
会社のHPは「お客さまに選んでもらう場所」。採用専用HPは「求職者に選んでもらう場所」です。お客さまが知りたいことと、求職者が知りたいことは全く異なります。
採用専用HPは、求人票の「続き」を読む場所です。求人票で会社の存在を知った求職者が「もっと詳しく調べたい」とたどり着く。そこで「ここは良さそうだ」と感じてもらえれば応募につながる。逆に「よくわからない」と思われた瞬間、離脱して二度と戻ってきません。
鉄板のページ構成8点
採用で成果を出している採用専用HPには、共通して含まれている要素があります。
① ファーストビュー:現場の写真とキャッチコピー。最初の3秒で「雰囲気の良さ」を伝える。
② こんな方を探しています:スキルより人間性・価値観で採用ターゲットを描く。「自分のことだ」と感じてもらえる書き方が大切。
③ 社長インタビュー動画:会社への想いと「どんな人と働きたいか」を社長自身の言葉で語る。
④ 社員インタビュー・座談会動画:現場スタッフのリアルな声。職場の人間関係が伝わる。
⑤ 数字で見る会社:平均勤続年数・残業時間・有給取得率など。テキストで書くより数字のほうが信頼される。
⑥ 福利厚生・待遇:給与・休日・各種手当。求職者が「条件」を確認する場所。
⑦ 代表メッセージ:採用にかける社長の思いを200〜300字で。動画とは別に、テキストでも残す。
⑧ 募集要項・応募フォーム:読んで納得した求職者がそのまま応募できるフローを作る。
この8つが揃っていれば、求職者は「この会社のことが十分にわかった」と感じます。
採用HPの最大の武器は「動画」
この構成の中で、最も差がつくのが動画です(③と④)。テキストや写真では絶対に伝わらない「職場の空気感・人の温度感」を、動画なら数分で届けられます。特に有効なのは以下の3本構成です。
動画1:社長インタビュー
社長自身が語る、この会社への想い・大切にしていること・どんな人と働きたいか。「社長の顔」が見えることで、求職者は安心感を得ます。「自分の人生をどの会社に投資するか」を考えたとき、トップがどんな人間かわからない会社には応募しにくいものです。
動画2:社員インタビュー
現場スタッフ1〜2名に、入社前後の印象・仕事のやりがい・職場の人間関係について語ってもらいます。「上司や同僚はどんな人か」は、87%の求職者が最も知りたいと答えている情報です。
動画3:社員座談会
3〜4名のスタッフがざっくばらんに本音で語り合う形式。準備した言葉より、自然なやりとりのほうが人間関係の良さが伝わります。「この職場、なんか良さそう」という感覚は、座談会動画が一番引き出せます。
3本すべてに共通するルール:字幕(テロップ)付き、3分以内、YouTubeに限定公開してHP内に埋め込み。音なしで視聴する求職者も多いため、字幕は必須です。
「動画は大変そう」に答えます
「動画撮影なんてハードルが高い」と感じる方もいるかもしれません。
実際には、社長と現場スタッフ数名に2〜3時間ご協力いただければ十分です。「何を話せばいいか」は事前にヒアリングして台本なしで自然に話せる形に整えます。編集・字幕付けはすべてWeb制作側で対応できます。
愛媛県内で「動画入り採用HP」を持っている会社は、
まだごくわずかです。今この時期に整えるだけで、
求人市場で圧倒的に目立つ存在になれます。
採用HPは「転換装置」
採用専用HPは、「来た求職者を応募に転換する装置」です。
この装置が整っていれば、求人媒体・GBP・社員紹介など、あらゆる採用活動の成果が底上げされます。逆に、この装置が整っていないまま採用コストをかけても、求職者は離脱し続けます。
採用専用HPの本質は「情報の充実度」ではなく、「求職者が応募を決める瞬間を設計できているか」です。鉄板8構成+動画3本は、その決断を後押しするための最短ルートです。
次回(7月15日)は、この採用HPを最大限に活かすための「3つの運用戦略」をお伝えします。費用ゼロで応募を増やせる方法も含まれています。
採用HPを作りたい——
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